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子ども食堂通じ海鮮丼振る舞う 福島「江戸政」佐藤さん

 
海鮮丼を手渡す佐藤さん

 福島市森合の寿司店「江戸政」店主の佐藤賢一さん(46)は16日、市内で子ども食堂を運営する「ぱすかるキッズクラブ」を通じて、海鮮丼80食分を子どもやその家族に振る舞った。

 佐藤さんは新聞などで満足に食事ができない子どもの存在を知り「自分が貢献できることはないか」と模索していた。客として10年以上付き合いのある同クラブ代表の真田規行さん(43)が子ども食堂を運営していたため、支援の方法を思いついた。

 同クラブがチラシやSNS(交流サイト)で希望者を募ったところ、23世帯が申し出た。海鮮丼には当日朝に仕入れた新鮮なマグロやエビなど5種類のネタをのせた。

 佐藤さんは「自分にも子どもがいるので、人ごとに思えなかった。子どもたちにおいしく食べてほしい」と語った。