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会津若松市、子育て支援拡充へ 「ベビーファースト」参画宣言

 
ベビーファースト運動への参画を宣言する室井市長(中央)。右は林さん、左は山口さん

 会津若松市は28日、子どもを生み育てたくなる社会の実現に向け、日本青年会議所(JC)が提唱する「ベビーファースト運動」への参画を宣言した。「みんなではぐくむ 未来のあいづっこ」をキャッチフレーズに子育て支援の充実を目指す。

 室井照平市長が28日、定例記者会見で発表した。会津JC次年度理事長予定者の林陵平さん、専務予定者の山口大輔さんが立ち会った。室井市長は「子どもの声が聞こえる、にぎやかな街にしたい」と思いを語った。

 室井市長は運動のアクションプランも発表。「子どもがいきいきと育つまち」「子どもを安心して産み・育てることができるまち」「子育てをみんなで支えるまち」の三つを柱に、絵本の読み聞かせの充実、保育所・幼稚園・認定こども園と小学校の連携推進、子どもの悩みに対応する相談支援体制の充実などに取り組むとした。また、来年度の予算案にも少子化対策事業を盛り込む方針を示した。

 市によると、同市の2020年の合計特殊出生率は1.51。市のまち・ひと・しごと創生人口ビジョンでは、40年までに2.2まで上昇させることを目指すとしている。