子育てNIE

企業や個人からの寄付集約、子ども食堂に食材配布

 
各子ども食堂の代表者らに食材を贈る(左から)佐久間、大高、真船の各氏

 あさかホスピタルグループは、地域の企業や住民らと協力して子ども食堂への支援を行う「郡山ハッピーチャイルドプロジェクト」をスタートさせた。企業・団体、個人から食材や資金を募り、同市周辺で活動する子ども食堂に食材を配布する。

 プロジェクトでは、子どもの居場所づくり活動を行っている同グループのキッズスタジオPORTA(ポルタ)を拠点に、寄付された食材を集約・管理する。ヨークベニマルがメインパートナーとなって食材の寄付に全面的に協力、同市の外食業イズムフーズが運営パートナーとして広報活動などを担う。同グループによると、プロジェクトには既に食品業や建設業など16社が協賛しているという。

 9日に郡山市で会見したあさかホスピタルグループの佐久間啓理事長は「地域の財産である子どもたちが心も体も健やかに育つため、地域で守っていく仕組みにしていきたい」と話した。協力するヨークベニマルの真船幸夫社長、イズムフーズの大高健吾社長もあいさつした。席上、子ども食堂を運営している同市の星総合病院大町キッズベースの吉川和夫所長、つばさ会の遠藤洋子代表、NPO法人レインボー88の橋本綾華代表理事に食品の贈呈を行った。

 同プロジェクトへの問い合わせはPORTA(電話080・4292・6287)へ。