【ケダラバッパ】 毛だらけのおばあさん

 
一心不乱に走るケダラバッパ

 春、道路を横断(おうだん)する茶色の毛虫を見たことはありませんか?

 この毛虫は、毛深いクマのようなのでクマケムシといわれています。福島県の中通りではケダラバッパ(毛だらけのおばあさん)と呼(よ)ばれています。

 この毛虫は、ヒトリガ科のシロヒトリの幼虫(ようちゅう)です。毛虫には毒がある種類もありますが、ケダラバッパに毒はありません。

 一心不乱(ふらん)に走り回るケダラバッパは、一部は病気だといわれています。