【ハッチョウトンボ】 1円玉くらいの大きさ

 
湿地で縄張りを守るオスのハッチョウトンボ

 ハッチョウトンボは日本一小さなトンボです。体長は約2センチで、1円玉とほぼ同じ大きさです。

 成熟(せいじゅく)するとオスは真っ赤になりますが、メスや未熟(みじゅく)なオスは腹(はら)に横じま模様(もよう)があって小さなアブのように見えます。オスは湿地(しっち)に生える背丈(せたけ)の低い植物に止まって、縄張(なわばり)を守っています。

 湿地の水がなくなっても、水が多くなっても生息できないため、環境(かんきょう)の変化に敏感(びんかん)です。