【アジサイ】 花に見える部分は「がく」

 
大きながくの中央に咲くアジサイの花

 アジサイは、梅雨(つゆ)どきに咲(さ)く代表的な花木です。大きく華(はな)やかなアジサイの花ですが、花のように見えている部分は「がく」です。花はがくの内側に小さくあります。

 花が小さいと受粉(じゅふん)を手伝う昆虫(こんちゅう)に気付いてもらえないため、存在(そんざい)を知らせるためにがくをきれいに発色させたり、花同士(どうし)で寄(よ)り添(そ)って大きく見せたりしているといわれています。このようながくには「装飾花(そうしょくか)」の呼(よ)び名もあります。