【アキアカネ】 平地と高地行き来する

 
赤とんぼの代表格のアキアカネ

 アキアカネはいわゆる「赤とんぼ」の代表格(かく)です。日本では全国的に広く分布(ぶんぷ)し、以前は普通(ふつう)に見ることができましたが、少なくなっています。夏にいったん平地から高地へ移動(いどう)し、秋に再(ふたた)び平地に戻(もど)ります。

 産卵(さんらん)はオスとメスがつながり、メスが腹(はら)の先を水面にたたきつけるようにして産みます。

 長距離移動(ちょうきょり)でエネルギーを必要とするため、多くの害虫などを食べてくれる益虫(えきちゅう)です。