【ウスタビガ】 紅葉始まる時期に羽化

 
秋が深まると現れるウスタビガ

 多くの昆虫(こんちゅう)は夏に活動していることが多いですが、ウスタビガは秋も深まり紅葉(こうよう)が始まる時期に羽化して成虫が現(あらわ)れます。成虫は何も食べずに子を残すことに専念(せんねん)します。

 はねを広げると10センチぐらいです。オスの体色は暗褐色(あんかっしょく)から黄褐色(おうかっしょく)、メスの体色は黄色で、それぞれのはねに一つずつ半透明(とうめい)の斑紋(はんもん)があります。

 繭(まゆ)は鮮(あざ)やかな緑色で東北地方では「やまびこ」と呼(よ)ばれ親しまれています。