【サザンカ】 秋から冬に赤や白の花

 
サザンカの蜜を吸うキチョウ

 サザンカはツバキ科ツバキ属(ぞく)の一種で、日本の固有種です。秋から冬にかけて赤や白の花を咲(さ)かせます。この時期、花が少ないので蜜(みつ)は成虫で越冬(えっとう)する虫の貴重(きちょう)なエサになっています。

 サザンカはツバキとよく似(に)ています。見分けるポイントはいくつかあります。サザンカは花が散(ち)るとき花びらがばらばらになって落ちますが、ツバキは花ごと落ちます。一般的(いっぱんてき)にサザンカの開花時期が早く、ツバキの開花時期が遅(おそ)いです。