【ヤツデ】 「八つ」だけど葉は奇数

 
白くて丸いユニークな花を咲かせるヤツデ

 ヤツデは手のひらの形をした葉を持つ常緑(じょうりょく)低木です。古くから縁起(えんぎ)木として親しまれ、庭などに植えられてきました。名前は「八つ手」ですが、実際(じっさい)の葉は、7~11枚(まい)の奇数(きすう)に分かれています。

 ヤツデは秋から冬に、枝先(えださき)に白くて丸いユニークな花を咲(さ)かせます。

 冬場、昆虫(こんちゅう)が少ない時期に咲くので、特に甘(あま)さの強い蜜(みつ)を出し、独特のにおいを放つことで虫を呼(よ)んでいます。