只見小でNIE記者派遣事業 写真の効果的な使い分け学ぶ
菅野記者からアップとルーズの使い分けについて説明を受ける児童=2日、只見小 |
県NIE(エヌ・アイ・イー)推進協議会は2日、教育現場で新聞を活用するNIEの実践指定校となっている只見町の只見小(吉津和子校長)で記者派遣事業を行った。
4年生14人を対象に、河北新報社会津若松支局の菅野俊太郎記者が新聞で扱う写真の「アップ」と「ルーズ」(ひきめ)の使い分けについて説明した。
担任の安斎憲治教諭が「アップとルーズで伝える」をテーマに、児童に長所と短所について考えてもらう授業を進行。アドバイザーとして授業参観した菅野記者は、米大リーグ史上初の9年連続200安打を達成したイチロー外野手の快挙を伝える同じ記事でも、ヘルメットを外したアップや、イチロー外野手と大観衆を入れたルーズの場合があるなど、それぞれの目的に応じて写真の扱い方を工夫していることなどを強調した。
児童からの質問にも応じ、記者の仕事の魅力について「取材する相手が話しやすい雰囲気をつくることを心掛けている。その地域の特長を伝える記事を書いた時はうれしい」と話した。
記者派遣事業は、福島民友新聞社など同協議会の加盟8社が輪番制で行っている。
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