できたよ「マイ新聞」 好きな記事、写真をスクラップ
福島民友新聞社は19日、福島市の本社で夏休み親子新聞教室を開き、参加した小、中学生が保護者と一緒に本紙の記事や写真、見出しなどを切り抜いてオリジナルのスクラップ作品を作り、新聞に親しんだ。
7月29日に続き2回目の開催で今回は親子ら15組35人が参加。教育に新聞を活用するNIEの企画デザイナーとして全国で活躍する鹿野川喜代美さん(東京)が講師を務め、「好きなものを切り取り、読みたくなるような10文字程度のタイトルを付けて」と作業の手順を説明した。
親子は、本紙や子ども向け新聞の別冊「ジュニア情報局」の中からスポーツや植物などの記事や写真を10枚ほど切り取り、紙に貼付。「がんばれ福島」や「わたしのすきなもの」といったタイトルを付け、自分だけの新聞を完成させた。
祖父と参加した福島市の石原玲君(桜の聖母学院小6年)は、夢に向かってスポーツに励む子どもたちの記事を収集。「スクラップの仕方を学んで勉強になった。これからも続けていきたい」と話していた。
県教委の佐藤秀美義務教育課長や桜の聖母学院中・高の高橋泰史教頭が傍聴した。
「細かい情報は新聞」
講師の鹿野川さんは「新聞は喜怒哀楽であふれている。スマートフォンですぐ情報が手に入る時代だが、細かい情報を深く知るには新聞をよく調べるとよい。(スマホと新聞を)使い分けてほしい」と新聞を読むことの大切さを伝えた。
鹿野川さんは中学校の国語教諭を長く務め、退職後は読売新聞東京本社でNIE企画を担うなど約45年にわたってNIEを実践してきた。
今回の講座については「記事や写真を自分で選び、タイトルを付けて発表することで、読む、聞く、書く、話す力を養える」と意義を語った。
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