分かりやすい文章解説 桜の聖母短大で「まなぶん・新聞ふれあい講座」
桜の聖母短大は20日、福島市の同短大で「レポート教室」の授業を行い、福島民友新聞社の竹内真人編集局次長が分かりやすい文章の書き方を解説した。
1年生約160人が出席した。竹内次長は「分かりやすさは文章の基本」と指摘した上で、描写を具体的にして臨場感を出したり、形容詞ではなく事実や数字を使って説明するなど、分かりやすい文章を書くポイントを解説した。
「暑いということを説明するのにも、この日の最高気温を数字で示して客観的に説明する手段がある。『ハンカチで顔をぬぐう』など、暑いことによる実際の行動を紹介するのも新聞記事の書き方だ」と話した。
「起承転結」ではなく、結論を先に書く新聞記事の構成についても話し、「『読む』ことに使う時間が短くなった現代社会で、新聞記事が最後まで読んでもらえるとは限らない。大事なことを読んでもらうために結論を先に書いている」と解説した。
実施校を随時受け付け
福島民友新聞社は教育現場と連携し、教育に新聞を活用するNIE活動を積極的に推進しています。この中では、本紙記者らが学校を訪れて「18歳選挙権」など時事問題から新聞のあれこれまでを解説する「新聞ふれあい講座 まなぶん」を設けており、実施校を随時受け付けています。
講座は無料。内容、時間は要望に応じます。学校向けのほか社会人、企業向けにも対応します。講座の申し込み、問い合わせは福島民友新聞社販売局「まなぶん事務局」(電話024・523・1462、平日午前10時~午後5時)へ。
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