福島県教委にNIE実践報告書贈る 推進協、新聞活用12校分掲載

 
加藤教育次長(前列右)に報告書を手渡す馬場代表幹事(中央)と関野常務(左から2人目)

 教育に新聞を活用する「NIE(エヌ・アイ・イー)」で、福島県内の地方紙や全国紙などでつくる県NIE推進協議会は14日、昨年度の取り組みをまとめた実践報告書を県教委に贈った。

 実践報告書には12校の新聞活用例を掲載。関心を持った記事の要約文や意見文の執筆、全校生が新聞を読む時間「NIEタイム」の設定などを紹介している。

 馬場憲明代表幹事らが県庁を訪れ、加藤知道教育次長に報告書を手渡した。加藤教育次長は「新聞を購読しない世帯が増える中、NIEは思考力や判断力などを養える機会になる」と話した。福島民友新聞社からは昨年度の代表幹事として関野治彦常務が出席した。

 同協議会は実践報告書を1150部作製し、県教委や各市町村教委などを通じて県内全ての小、中学、高校に配布する。