矢祭中教諭らNIE実践事例紹介 ふくしま教育創造コンソーシアム

 
新聞を活用した特別支援学級での学習実践を紹介する矢祭中の小河教諭

 創意工夫が光る教育実践の発表などを通じて教育の質向上を目指す「ふくしま教育創造コンソーシアム」は20日、福島市で開かれ、教育現場で新聞を活用する「NIE(エヌ・アイ・イー)」の県内実践校などが先進事例を発表した。

 特別支援学級で初めて実践校に認定された矢祭中(矢祭町)特別支援学級の小河美智子教諭は、新聞を通じて子どもたちの視野を広げ、考える力を養う取り組みを紹介した。

 小河教諭は「新聞は落ち着いてゆっくりみんなで見られる良さがある」と説明。古関裕而や、新型コロナウイルスなど幅広いテーマについて調べたり、自分の考えを書く学習では、保護者が驚くほどの成果があったと紹介した。

 同イベントには県内各地の小中学校教員らが参加した。久之浜一小(いわき市)の防災教育や、只見中(只見町)の海洋教育などの発表も行われた。