NIE実践報告書贈る 福島県教委へ推進協、13校の活用事例紹介

 
鈴木教育長(右)に実践報告書を手渡す(左から)馬場氏と村越氏

 教育に新聞を活用する「NIE(エヌ・アイ・イー)」で、県内の地方紙や全国紙などでつくる県NIE推進協議会は7日、昨年度の取り組みをまとめた実践報告書を県教委に寄贈した。

 実践報告書には、実践指定校13校の新聞活用例を掲載。関心を持った記事の意見文の執筆や見出しの予想、複数の新聞での記事の比較など、それぞれの取り組みを紹介している。

 村越輝章本年度代表幹事(福島民友新聞社取締役販売局長)、馬場憲明昨年度代表幹事(福島民報社常務)らが県庁を訪れ、鈴木淳一教育長に報告書を手渡した。村越氏は「活字に親しめる新聞を読む習慣を付けてもらい、未来を担う子どもたちの育成につなげたい」とあいさつし、鈴木教育長は「教科書だけではできない授業ができている。これからも実践していきたい」と述べた。

 実践報告書は計1100部作製。県教委や各市町村教委などを通じて県内全ての小、中学、高校などに配布する。