活字読む大切さ学ぶ 都路中でまなぶん・新聞ふれあい講座

坪倉部員(左)から新聞の伝え方について学ぶ生徒
福島民友新聞社は5日、田村市都路町の都路中で「ハローみんゆう教育応援プロジェクト まなぶん」を開き、生徒がニュースを伝えるための工夫や文章を書くこつを学んだ。
1~3年生22人が参加。まなぶんの遠藤祐二事務局長、編集局の坪倉淳子編成部員(同校出身)が講師を務めた。坪倉部員は見出しや紙面のレイアウトを担う編成の仕事を紹介し「100行の文章より1行の見出しが心に残る。ニュースの核心を1行で表現することを心がけている」と強調した。
遠藤事務局長は新聞記事の特徴を説明し「多くの文章に触れることで書く技術は向上する」と助言した。
生徒は東北勢の甲子園での活躍を伝える本紙号外を使い、見出しを考えた。生徒(3年)は「見出し作りは楽しかった。活字を読む大切さ、新聞が出来上がるまでの大変さを学ぶことができた」と話した。
実施校、随時受け付け
福島民友新聞社は教育現場と連携し、教育に新聞を活用するNIE活動を積極的に推進しています。この中では、本紙記者らが学校を訪れて「18歳選挙権」など時事問題から新聞のあれこれまでを解説する「新聞ふれあい講座 まなぶん」を設けており、実施校を随時受け付けています。
講座は無料。内容、時間は要望に応じます。学校向けのほか社会人、企業向けにも対応します。講座の申し込み、問い合わせは福島民友新聞社販売局「まなぶん事務局」(電話024・523・1472、平日午前10時~午後5時)へ。
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