「楽しむ」心掛け練習
合唱と吹奏楽に取り組んでいたが、合唱部員が卒業した本年度からは吹奏楽に取り組む。
部員は15人(男子3人、女子12人)。新たに1年生が男子3人を含む7人が入部した。双葉高吹奏楽部を東北大会に導いた兼田一男顧問が4月から指導している。
近隣中学校に常設の吹奏楽部がなく、部員は初心者が大半という。ただ「純粋に音楽が好きな生徒が集まっている。明るい生徒ばかり」と兼田顧問は話す。フルートやサックスなどのパートを決め、正しい音色の出し方など基本を練習している。
「教えるだけでも飛躍的に伸びている」と兼田顧問。生徒たちの「音楽を楽しむ」姿勢が上達の秘訣(ひけつ)と強調する。
ここ数年、吹奏楽コンクールには出場せず、本年度も出場を予定していないという。菊地美帆部長をはじめ部員は「楽しければいい」と声をそろえるが、兼田顧問は「部員に目標を持たせることが大変。コンクールに出場させたい気持ちもある」と複雑な心境を吐露する。
音楽部は以前の女子高時代、部員が50人前後を誇り、県大会出場の経験を持つ。兼田顧問は「部員数が倍増したので、本年度を再始動の年にしたい」と意気込んでいる。
合奏の息合うと楽しい
部長の菊地美帆さん 楽器がうまくなりたい、音楽好きが集まっている。みんなで合奏し、息がぴったり合ったときが何より楽しい。部長としてメリハリを付け、部をまとめていきたい。
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