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【われら文化系TOP】
湖南高家庭クラブ/郡山 
平成21年11月17日
  われら文化系
地域と密着した活動をしている湖南高家庭クラブ
 

地域の環境や食研究


 家庭クラブの実働部員は4人。大原恵美子教諭の指導のもと、3年生3人と2年生1人で「高校生が湖南町でできること」をモットーに毎日の放課後、約2時間活動している。
 活動は、地域に関する研究や実験が主で、環境改善への第一歩と考えて、廃油を使ったろうそくやEM菌を練り込んだせっけんを作製、地域住民に配布した。また、地域の環境保全を題材に紙芝居を作り、同校の隣にある湖南幼稚園の園児に、毎年読み聞かせている。
 同クラブは前年まで、湖南町が熱心に取り組むEM菌を中心に研究してきた。今年は方針を変え、湖南町伝統のお菓子、かりんとうについて調べている。
 湖南町の家庭では、古くから米粉でかりんとうを作ってきたという。部員たちは、子どものころからなじみのある、かりんとうの作り方を知ろうと、地元の商店や公民館で聞き取り調査を実施。紺野靖世さん(3年)が代表で、地産地消の視点から研究報告も行った。
 クラブ活動の一番の特徴は、地域住民との盛んな交流。大原教諭は「『作物栽培をしたい』と漏らしたとき、地域の人が進んで畑を貸してくれたほど良い関係を築いている」と話す。二瓶未来さん(3年)も「日々の活動では地域の人との触れ合いを大切にした」と意欲をみせる。

 少人数、助け合って活動
 部長の近藤まどかさん
 少人数で苦労もあったが、助け合って活動してきた。仲の良い4人。地域の子どもと触れ合えるのが楽しい。地域住民に身近な環境を知ってもらえるような活動をしたい。

 
 
 

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