ミニFM放送で実績
学校近くの永崎海岸の夏を盛り上げようと、3年前から夏限定で開局しているミニFM放送局「FM永崎ビーチ」で注目を集める。地域住民も部員たちの放送を毎年楽しみにしている。
東北地方で10番目のアマチュア無線の社団局を有する。コールサインは「JA7YAJ」。これまでに多くの部員が歴史と伝統ある部で活動してきた。全世界に電波を飛ばして、その電波をキャッチしてもらえれば、英語で交流する。部員たちは国内だけでなく、海外の人と電波を介してつながることができる面白さを感じている。
「遠くから飛んでくる弱い電波をキャッチできたときは本当にうれしい」と部員たち。いわき海星高の実習船「福島丸」がハワイ沖の航海に出ているときも、無線でやりとりしている。
ミニFM放送局「FM永崎ビーチ」は、送信機など部員たちの手づくり。日ごろ勉強している通信の知識や技術を生かす。この放送に携わりたいと、いわき海星高を志望する生徒もいるという。部員たちの活動実績が評価され、今年4月から毎月1回、いわき芸術文化交流館アリオスで定期放送することも決まった。
部員は現在、1、2年生合わせて10人。「気持ちを電波に乗せて伝えたい」。部員たちは同じ思いで、活動を続ける。
国家資格取得へ好影響
顧問の日当周治教諭 FM永崎ビーチで自信を付けたことが国家資格取得に向けた勉強に好影響を与えている。今年も地域に愛される学校を目指し、永崎海岸、いわきの活性化のために活動したい。
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