心一つに一つの音楽
心を一つに息の合った演奏を披露する富岡一中器楽部は、1年生11人、2年生8人、3年生11人の計30人が所属する。現在は今月30日に富岡町文化交流センター学びの森で開く「トヨタコミュニティーコンサート」に向けて練習に励んでいる。
練習では、パート練習の後、全体練習を行い、一つの演奏をつくり上げるために全力を注ぐ。
出演するコミュニティーコンサートは、いわき交響楽団とのセッション。楽団員からは技術などを伝えてもらったという。
当日は、レスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲」を一緒に演奏する。
もともとは初心者が多く、入部後に楽器を触った部員が多く、早川瑛美副部長もその一人。入部の動機を「楽しそうだった」と振り返る。坂本彩夏部長(3年)は「互いに協力し合いながら高め合っている」と、上級生が下級生を指導しながら一つの音楽をつくり上げている。
目標は「小中学校音楽祭双葉地区大会第2部合奏での県大会出場」。顧問の小野美佳子教諭は、「学校生活全体が音楽に生きてくる。練習は大変で、つらいこともあるが、相手を思いやる気持ちを持って心一つになってもらいたい」と生徒への期待感を話す。
協力し合いながら練習
部長の坂本彩夏さん 協力し合いながら練習に取り組んでいる。県大会出場は部員全員の頑張り次第。みんなのサポートを受けながらまとめていきたい。
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