失敗恐れずに楽しむ
和気あいあいとした雰囲気の中、海外に興味を持つ1年生から3年生までの部員10人が、楽しみながら英語の魅力に触れている。
活動のメーンは9月の伊達地区中学生英語弁論大会。普段は字幕なしの英語版の映画観賞やスペル当てゲーム、英語圏の国の文化を調べたりし、「英語を楽しむ」を共通テーマに英語に親しんでいる。
部員たちが楽しみにしているのが、同部の指導に当たる同校の外国語指導助手(ALT)のオクタビオ・カストロさん(28)との交流。来日2年目でそれほど日本語が話せないオクタビオさんとは、ほぼ英語で会話し、活動中はオクタビオさんがゲームのヒントを出したり、米国の文化を紹介する。オクタビオさんと部員がうまく言いたいことを伝えられない時は、幼いころから英会話教室に通い、英検準2級にも合格した部長の大山のぞみさん(3年)が橋渡し役となり、臆(おく)せず積極的に英会話を楽しんでいる。
「テストではないので、会話中の文法は間違ってもいい。部活は外国人と何げない会話ができる貴重な機会。積極的に話し、英語を楽しんでほしい」と同部顧問で英語教諭の荒川泰子さん(51)。部員の仲の良さにオクタビオさんの明るい性格も手伝って、活動中は常に笑顔が絶えない。
まず話すことを大切に
部長の大山のぞみさん 英会話向上には文法や発音の間違いを気にせず、まず話すことが大切。友達と取り組むことで、楽しみながら英語を学べるはず。部員同士仲が良く、先生も丁寧に教えてくれる。
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