minyu-net

 
ホーム 県内ニュース スポーツ 連載 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
 
【われら文化系TOP】
原町高箏曲部/南相馬
平成22年9月21日
  われら文化系
原町高箏曲部/南相馬
楽しみながら琴の表現を磨く原町高箏曲部の部員たち
 

伝統音楽 多彩に表現


 3年2人、1年4人と部員は少ないが、日ごろから努力を重ね、伝統の日本音楽を豊かな響きで表現する。昨年6月の県高校総合文化祭日本音楽部門で優勝、今年8月に宮崎県都城市で行われた全国高校総合文化祭(総文)に県代表として出場した。日本音楽の代名詞である琴を堅苦しくなく、伸び伸びと演奏し、純粋に楽しんでいる部員たちの目は輝いている。
 部員は、3年生が部長の手渡景子さんと中里優香さん、1年生が佐藤愛莉さん、吉田香奈さん、山崎祐美子さん、藤井美森さん。教諭の中野みずきさんと佐藤こずえさんの2人が顧問として部員を見守る。
 部員のほぼ全員が、琴に触れたこともなく入部。そうした部員らを上達させるために、基礎の基礎から指導するのが、同市内で琴の教室を開く浜須美貴さん。浜須さんは、週に2回、同校での練習で、譜面の見方や演奏法、6人の息を合わせる多彩な表現法までを、メリハリを持って一人一人に指導している。
 全国総文には、3年生2人に加え、入部したばかりの1年生も出演し、4月からの猛練習の成果を披露した。3年生は引退も控え、間もなく新体制が始動する。来年の「ふくしま総文」での演奏も決まり、部員たちは楽しみながら、琴の表現を磨いている。

 総文に出場できて幸せ
 部長の手渡景子さん 部員数が少なく廃部の危機もあったが、それを乗り越え、全国総文に出演できて幸せだった。1年生にも、全国目指して頑張ってほしい。最後に「日本音楽って楽しいですよ」。

 
 
 

福島民友新聞社

〒960-8648 福島県福島市柳町4の29
個人情報の取り扱いについてリンクの設定について著作権について

国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN