曲大切に歌い上げる
歌の大好きな1〜3年の部員52人が上沢史子教諭の指導の下、息の合ったハーモニーを響かせている。
部員は全員が運動部に所属し、集まることのできる機会が少ない。このため、昼休みを中心として短時間に集中して練習するスタイルが定着している。音色、音程の個人チェックをきっちり行うなど主にパート練習で技術を高めていく。
部員は限られた時間ながら、質の高い練習を積み重ねることで着々と力をつけた。その成果は特設にもかかわらず、昨年の全日本合唱コンクール全国大会中学校部門で銅賞を受賞、今年も県下小・中学校音楽祭第1部合唱中学校の部で銀賞に輝くなど、数々の実績をつくってきたことで証明されている。
今年から初めて、男声を加えた混声合唱に挑戦し、しかもあえて難しい英語曲に挑んだ。練習を始めた当初はスムーズにいかないこともあったが、徐々に克服し、関根香菜子部長(3年)が「最高の歌を歌えた」と話すように、部員は最終的にコンクールで納得いく演奏ができたという。
同部は10月18日に学校祭で演奏、3年生が最後の歌声を響かせた。上沢教諭は「3年生は最後、曲を大切に歌い上げてくれた。後輩たちにも先輩たちの築いたサウンドを受け継いでほしい」と話している。
いつも明るいメンバー
部長の関根香菜子さん 部員はいつも明るく、困った時もお互いに助け合える。このメンバーで最高の歌を歌うことができた。後輩には合唱部でしっかりあいさつすることなどを身に付けてほしい。
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