振り付け独自に考案
放課後、はつらつとした掛け声が校舎外の一角から響く。1、2年生16人で活動する尚志高よさこい部は、常に笑顔を絶やすことなく、学校祭やイベントでの“尚志よさこい”披露に向け、日々練習に励む。
毎年秋に郡山市で開催される「うつくしまYOSAKOIまつり」での上位入賞が目標。春に部員でアイデアを出し合いオリジナル曲を制作、振り付けも考え、踊りの練習に入る。同部のよさこいは、オリジナル曲に校歌を取り入れるなど伝統を大切にしながら、高校生らしいみずみずしさ、元気良さを踊りで表現するのが特徴だ。
毎日の練習は放課後の約2時間。厚美沙稀部長(2年)を中心に、部員同士で指摘し合い、自主的に進めている。顧問として部を支える石橋久美教諭は「部員たちは自分たちで踊りを完成させようという思いが強い。よさこいを通し、成長を実感する」と話す。
9月の同まつりを終え3年生が引退し、新チームでスタートを切ったばかり。先月23日開催された学校説明会では見事な踊りを披露した。厚美部長は「いつも掛け声と笑顔が絶えない良いチーム。みんなで先輩を超えられるよう頑張りたい。また、踊りを見てくれる人たちによさこいの楽しさを伝えたい」と意欲を語る。
もっと魅力知らせたい
部長の厚美沙稀さん 練習と休みのメリハリがしっかりある部。みんなよさこいが大好きで、毎日楽しく練習している。もっと多くの人によさこいの魅力を知ってもらい、踊り手を増やしたい。
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