番組制作の技術習得
番組制作を中心に技術習得に励む西会津町の西会津高放送部。本年度のNHK杯全国高校放送コンテストのテレビドキュメント部門で全国3位に相当する優秀賞を受賞、昨年開かれた全国高校総合文化祭県大会の放送部門で優勝するなど、輝かしい歴史に彩られている。
現在の部員は1、2年の6人。生徒たちは授業が終わると、視聴覚準備室を訪れ、企画、取材、編集、撮影などに取り組んでいる。
NHK杯で優秀賞を受賞した作品は、同校の生徒が生徒手帳を持ち歩かない現状にスポットを当てた。生徒にインタビューを行い、理由や改善点、課題を探った。また先生にも西会津高生の現状について取材し、全体的に体力が低いことから独自の体力アップメニューを考案したほか、菓子類のカロリー表示を手帳に掲載するなど、生徒にとってより身近で実用的なものに改良した。
顧問の鈴木華南子教諭は「部のモットーは楽しく。自分たちが楽しむことが大切と考えている。作品を通して視聴者にメッセージを感じ取ってもらえれば」と活動の意義を話す。1年生で部長を務める五十嵐諒一さんは「先輩たちが残した歴史を目標に追いついて、追い越していきたい」と話す。次大会でもさらなる飛躍が期待される。
大会での上位進出目標
部長の五十嵐諒一さん 仲良く和気あいあいとやっているが、メリハリをつけて活動している。各大会での上位進出を目標に作品制作に励んでいる。活動を通して確かな技術を身に付けたい。
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