地元PRの看板制作
須賀川桐陽高美術部は部員たちの仲の良さと、和気あいあいとした雰囲気が特徴。部員一人一人が水彩画や油絵など、自由な創作活動に取り組んでいる。
3年生が引退し、部員は現在1、2年生で計10人。美術系の進路に進む3年生2人も一緒に活動している。
活動は平日の放課後から夕方ごろまで。自由な創作が中心だが、毎週水曜日には部員が交代でポーズを取る「3分デッサン」で技術を磨く。今までの活動は、須賀川市の高校4校の美術部が出品し、1月に開催された「飛翔展」への作品制作を中心に、B3サイズの画用紙に1人1作品でテーマを決め、水彩画を描いてきた。
年間スケジュールでは、県展や県美術協会展、県高校美術展、県水彩展の四つの展覧会への出品に照準を合わせている。一昨年はこのほか、須賀川青年会議所の依頼を受け、ボタンや花火などを描いた須賀川市の観光PR看板を制作、須賀川インターチェンジ近くに掲げた。制作に参加した前部長の伊藤愛美さん(3年)は「一人一人の画風が違う中、1枚の絵にするのは大変だったが、いい思い出になった」と振り返る。
顧問の吉田栄教諭は「心の余裕と素直な心を持ち、ものを見る力を身に付け、作品にする表現力を磨いてほしい」と部員たちを見守る。
向上心を持ち創作活動
前部長の伊藤愛美さん 部員みんなが仲良く、向上心を持って良い雰囲気で創作活動に打ち込めているのが桐陽高美術部。後輩たちには、美術部の長所をこれからも引き継いでいってもらいたい。
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