「わたしがかわる みらいもかわる SDGsはじめのいっぽ」 SDGs分かりやすく

 
汐文社 1980円

 みなさんは「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」という言葉を聞いたことがありますか? SDGsは、Sustainable Development Goals(サスティナブル・デベロップメント・ゴールズ、持続可能(かのう)な開発目標)の略称(りゃくしょう)です。「今も未来も同じようにより良く暮(く)らせるようにしよう」と2015年9月に国連で採択(さいたく)され、193カ国の国連加盟(かめい)国が「17の目標」を掲(かか)げ、2030年を目標達成年として活動を開始しました。

 世界には、現在(げんざい)も学校に通いたくても通えず、労働を強いられている子どもが1億5200万人(子ども10人に1人の割合(わりあい))もいます。また、貧(まず)しくておなかがすいている人たちがいる一方、食べ物がどんどん捨(す)てられています。

 このような現状(げんじょう)を踏(ふ)まえて掲げられた目標項目(こうもく)の中には、貧困(ひんこん)や飢餓(きが)、不平等や格差(かくさ)の問題、環境(かんきょう)問題にも直結する気候変動のない持続可能な世界の実現などが示(しめ)されています。

 SDGsについて分かりやすくまとめられたこの絵本を参考に、17の目標を理解(りかい)し、私(わたし)たちもはじめの一歩を踏(ふ)み出しましょう!

 ※福島子どもの本をひろめる会が推薦する本を紹介しています