「うんちしたあとどうなるの?」 気になる動物園の処理法

 
潮出版社 1760円

 今週のお薦(すす)めは、動物園で暮(く)らす動物たちのうんちの絵本です。「おもしろそう~」とか「うへ~っ、イヤだぁ」など、いろいろな声が聞こえてきそうですね。さっそくページを開いてみましょう。

 キリンは胃(い)が四つもあります。食べ物の栄養を効率(こうりつ)よく吸収(きゅうしゅう)することができるので、食べる量が少なくてすみ、うんちはぽろぽろと、とても小さいです。たくさん食べるゾウのうんちはさすがに大量。1日に何キロのうんちをすると思いますか? カバはしっぽを振(ふ)ってうんちをまき散らしますが、それにはちゃんと理由があるのです。

 毎日たくさんたまるうんちを、動物園ではどうやって処理(しょり)しているのか、気になりますね。トラックで埋(う)め立て地に運んだり、堆肥(たいひ)を作って欲(ほ)しい人に分けてあげたり、また、獣医(じゅうい)さんの研究に使(つか)われたりもします。

 この絵本を読んで驚(おどろ)いたことを、みんなに教えてあげるのも楽しいと思いますよ。

 ※福島子どもの本をひろめる会が推薦する本を紹介しています