「うんちしたあとどうなるの?」 気になる動物園の処理法

潮出版社 1760円
今週のお薦(すす)めは、動物園で暮(く)らす動物たちのうんちの絵本です。「おもしろそう~」とか「うへ~っ、イヤだぁ」など、いろいろな声が聞こえてきそうですね。さっそくページを開いてみましょう。
キリンは胃(い)が四つもあります。食べ物の栄養を効率(こうりつ)よく吸収(きゅうしゅう)することができるので、食べる量が少なくてすみ、うんちはぽろぽろと、とても小さいです。たくさん食べるゾウのうんちはさすがに大量。1日に何キロのうんちをすると思いますか? カバはしっぽを振(ふ)ってうんちをまき散らしますが、それにはちゃんと理由があるのです。
毎日たくさんたまるうんちを、動物園ではどうやって処理(しょり)しているのか、気になりますね。トラックで埋(う)め立て地に運んだり、堆肥(たいひ)を作って欲(ほ)しい人に分けてあげたり、また、獣医(じゅうい)さんの研究に使(つか)われたりもします。
この絵本を読んで驚(おどろ)いたことを、みんなに教えてあげるのも楽しいと思いますよ。
※福島子どもの本をひろめる会が推薦する本を紹介しています
- 「荒野にヒバリをさがして」 迷子の兄弟、心温まる絆
- 「大地をうるおし平和につくした医師 中村哲物語」 アフガンに井戸、65万人救う
- 「和ろうそくは、つなぐ」 職人の知恵、循環型の物作り
- 「てぶくろがいっぱい」 みんなの優しさ集まって
- 「戦争をやめた人たち・・・1914年のクリスマス休戦・・・」 敵兵士と共に歌、サッカー
- 「パンに書かれた言葉」 戦争の記憶、平和へつなぐ
- 「みんなの研究『女子サッカー選手です。そして、彼女がいます』」 性のあり方、個人を尊重
- 「ほじょりん工場のすまこちゃん」 春休みに自転車の特訓
- 「『オードリー・タン』の誕生」 心臓病や不登校乗り越え
- 「ぼくたちのスープ運動 小さな思いやりが世界を変える!」 「誰かのため」幸せ広げる