「しばいぬチャイロのおはなし まよなかのサイクリング」 飼い主が寝てる間に冒険
「ぼくの名前はチャイロ。茶色のしば犬(いぬ)で、たっくんのうちの犬なんだ。たっくんは、買ってもらった赤い自転車に夢中(むちゅう)で、近所を走りまわって楽しそう。いいな、ぼくも自転車に乗ってみたいな」
夜になり、うちの人が寝(ね)てしまうと、チャイロはそっとたっくんの自転車のハンドルに手をのせて、それからサドルにまたがってみました。そこへねこのシロがきて...。
たっくんのうちの犬とねこが、一緒(いっしょ)にサイクリングにいくという、ちょっと奇想天外(きそうてんがい)なおはなし。でも、とても楽しくてふたり、いいえ、2ひきをがんばれーと、応援(おうえん)したくなりました。さあ、チャイロたちはサイクリングができて、無事おうちに帰ってこられるかな。
楽しい挿絵(さしえ)がたくさんあり、初めてのひとり読みにぴったり。読んでもらえば3、4歳(さい)からも楽しめます。「しばいぬチャイロのおはなし」は、これからも続きますよ。
低学年から。
※福島子どもの本をひろめる会が推薦する本を紹介しています