「神社のえほん」 お参りの仕方や歴史を解説

 
あすなろ書房 1540円

 みなさんは神社に行ったことがありますか。いつ、どんな時に行きましたか。

 サッカー少年のゆうたは、神社に初詣(はつもうで)に行った時「春の大会でレギュラーをとれますように」とお願いをしました。帰り道ゆうたは、ふと思いました。弟が生まれた時の「お宮参り」、母さんの妹の「結婚式(けっこんしき)」、いとこの「七五三」。神社には、家族や親せきに何か特別なことがある時に来るのが多いのです。神社って何のためにあるのだろう?

 じいちゃんに聞くと「神社は、昔から日本におられる『神さま』をまつるための建物。『まつる』とは、お供(そな)え物をして感謝(かんしゃ)をささげたり、お願いごとをすること」と教えてくれました。また神主さんには、神社にあるもの一つ一つに意味があることも教わりました。

 お参りの仕方や、神主さんたちの仕事、神社の始まりから歴史(れきし)まで、詳(くわ)しく分かりやすく描(か)かれた絵本。家族で楽しみながら、日本の伝統(でんとう)文化を知ることができる一冊(いっさつ)です。

 ※福島子どもの本をひろめる会が推薦する本を紹介しています