「たけのこなんのこ?」 竹に育つ様子、写真で
春の林の中に、地面からちょこんと顔を出すたけのこ。やわらかくてとてもおいしい春の味です。名前は「竹」の「子ども」だけど、緑色の葉をつけた細長い竹とはずいぶん形がちがいます。本当に親子なのでしょうか? どんなふうに育って竹になるのでしょうか?
その様子をていねいに追った写真絵本です。
ちょこんと出たたけのこでも掘(ほ)ってみるととても大きい。土の中では、長い根っこでつながっていて、根っこをたどっていくと竹があります。やっぱり竹の子どもですね。何十枚(まい)もの皮でおおわれ、どんな地面からも顔を出し、掘り出さなければずんずん伸(の)びて、50日ぐらいでりっぱな竹になります。たけのこを縦(たて)に切った写真からは、どんどん節が増(ふ)え、その間が広がってりっぱな竹になる様子がとてもよくわかります。
たけのこは、食物繊維(せんい)を多く含(ふく)みおなかの調子を整えるほか、やる気や集中力を高める効果(こうか)もあるそうです。さあ、食べよう!
※福島子どもの本をひろめる会が推薦する本を紹介しています