「ともだちはしおりのこぶた」 初めての読書を応援

 
金の星社 1430円 

 皆(みな)さんは"しおり"が何か知っていますか? しおりは、ブックマークともいい、読みかけの本に挟(はさ)んで目印とするものです。しおりを使うことで、どこまで読んだかすぐに分かるので読書には欠かせない道具です。

 さて、1年生になったまゆちゃんは、図書館ではじめて"ものがたり"の本を借りました。その時もらったこぶたの絵のついたしおりを本に挟んで「ここまでだよ。よろしくね」と話しかけると、こくんとこぶたの頭が動いたので、びっくりして本を落としてしまいました。すると、ピョーンとこぶたが大きくなってしおりから飛び出しました。

 こぶたの名前はぷーもん。初めて一人で本を読む子に使ってもらう時だけ、しゃべったり動いたりできるのだそう。まゆちゃんは、ぷーもんに応援(おうえん)されて楽しく一冊(さつ)読み終えますが...。

 初めて一人で物語の本を読むまゆちゃんと、こぶたのぷーもんの楽しくてちょっぴり切ない心温まるお話です。一人読みを始める頃(ころ)から。

 ※福島子どもの本をひろめる会が推薦する本を紹介しています