福島選挙区は、いずれも新人の自民森雅子、民主金子恵美、共産宮本しづえ、社民小川右善が立候補を予定し、政党激突型の構図が固まっている。
　自民、民主は候補者を１人に絞り、１議席必獲を狙う。共産、社民は年金や憲法問題で政権批判を強め勝利を目指す。
　森は、いわき、福島、郡山、会津若松、白河を拠点に、地元国会議員や地区担当県議の支援を得る。週末は都市遊説で無党派層の支持拡大にも力を注ぐ。
　金子は６日に選対会議を開く。民主党県連と連合福島、県民連合無所属県議、後援会の４者連携は選挙日程の１週間スライドで準備が整った。
　宮本は、共産の県内５地区委員会を核に、年金問題、暮らしと貧困格差の問題、憲法問題の３点に絞った政策論争を挑む。福島、いわきに事務所を開設。
　小川を擁する社民は福島市に拠点を開設、比例代表重点候補とのセット戦術を徹底する。党首ら大物応援も予定、１２年ぶりの選挙区候補に意気上がる。
（２００７年７月６日　福島民友参院選ニュース）