4陣営、最後の訴え
支持を求め懸命の遊説
第21回参院選は29日投票、即日開票される。福島選挙区に立候補しているのは社民の小川右善氏(57)、自民の森雅子氏(42)=公明推薦、共産の宮本しづえ氏(55)、民主の金子恵美氏(42)の4人。
小川氏は17日間の遊説で県内をほぼ3巡し、個人演説会や街頭演説を精力的に展開。地元の会津地区には5回入り、てこ入れを図った。最終日は会津若松市から中通りを北上、JR福島駅前で街頭演説し、再び会津若松市に戻り事務所前で遊説を打ち上げる。
森氏は党組織と友好団体のほか、公明の支援で選挙戦を展開。政権与党の実行力を強調し、格差解消、子育て支援、医療・福祉の充実などを訴えた。県内を1周半した遊説は最終日に三春町、田村市から地元いわき市入り。無党派層の票の掘り起こしを図る。
宮本氏は、改憲反対や貧困格差の解消を訴えて政党選択を促し、与党への批判票の取り込みを図ってきた。新潟県中越沖地震後は原発の安全問題も争点として支持を呼び掛けた。28日は地元の福島市で遊説し、最後の訴えは選対本部前で行う。
金子氏は最終日、郡山市を出発し本宮、二本松と中通りを北上、夕方には福島市駅前通りで街頭演説を行う。その後、地元伊達市で遊説を打ち上げる。陣営は終盤も優位が伝えられているが「緩めば負ける」との小沢代表のげき文を引用し、最後の引き締めを図る。
(2007年7月28日 福島民友参院選ニュース)
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