初当選を果たし万歳で喜びをかみしめる森氏＝２９日午後８時１０分ごろ、福島

　自民の公認候補として初めて国政選挙に臨んだ森雅子さん。公示前から与党への厳しい逆風が指摘される中、目標としたトップ当選は逃したが、「党の再生」をかけた県連、友好団体の支援に加え、知事選で得た知名度を生かして県内全域から票を集め、初当選を果たした。
　福島市南沢又の事務所には、県連幹部や国会議員、県議らが続々と詰め掛け、吉報を待った。開票開始直後の午後８時すぎにテレビ各局が早々と「当確」を伝えると、事務所内は祝福ムードに包まれた。
　森さんは選対幹部、事務所スタッフらと握手を交わし、笑顔で事務所入り。加藤貞夫総合選対本部長の勝利宣言に続き、万歳を三唱して喜びに浸った。
　昨年１１月の知事選では涙をのんだが、森さんは参院選の立候補が決まってから県内を１０周し、県民の声に耳を傾けた。
　祝福の花束を受けた森さんは「多くの方々のご支援に感謝の気持ちでいっぱい。皆さんの熱い思いを胸に、ふるさと福島のため国会で一生懸命頑張りたい」と決意を表明。すぐさま郡山市、地元いわき市へ向かい、支持者と喜びを分かち合った。
（２００７年７月３０日　福島民友参院選ニュース）