新妻県選管委員長から当選証書を受ける金子氏＝写真・上＝と森氏 ＝写真・下＝

　２９日投票の参院選福島選挙区で初当選を果たした金子恵美氏（４２）＝民主、森雅子氏（４２）＝自民＝への当選証書付与式は１日、県庁で行われ、新妻威男県選管委員長が両氏に当選証書を手渡した。任期は７月２９日から６年。
　ライバルとして戦った２人は、当選後初めて顔を合わせ、笑顔で握手を交わした。付与後、金子氏は「証書を頂き、やっと当選したと実感した。５０万以上の票の重みを感じる。多くの仲間とともに、政治改革への大きなステップを踏み出す」と抱負を述べた。安倍首相の続投については「国民の思いと違って政治が動いていることは残念」と述べた。
　森氏は「責任の重さを感じている。私の公約は地域間格差の解消。この実現に向けて気持ちを新たにまい進していきたい」と抱負。首相続投に関しては「意見を言う立場にない」としながら「国民の審判を謙虚に受け止め、国政を執り行うべき」とした。
　金子、森両氏ともに７日の臨時国会で初登院する。
（２００７年８月２日　福島民友参院選ニュース）