初の大選挙区で東奔西走/統一地方選
市町村合併後、初の大選挙区で行われているのは会津若松市、喜多方市、須賀川市、南会津町の各議員選挙。
このうち喜多方市議選は、定数30に対し、旧山都町と旧高郷村から合わせて10人が立候補。2つの地区の有権者数は市全体の十分の一を超える程度で、ある陣営は「親せきなどを頼り、市中心部からも得票を狙う」と意気込む。
須賀川市議選では、合併した旧長沼町から5人、旧岩瀬村から4人が出馬したが、初の大選挙区制だけに各陣営が戦術に苦心。大票田の旧市への浸透を目指して精力的に遊説を展開する一方、地盤を着実に固め血縁、地縁などを頼りに食い込みに懸命だ。
南会津町議選も旧町村の枠を超えた激戦で、旧村のある陣営は、地元に軸足を置きながらも大票田の旧田島町に狙いを定め、選挙カーを展開している。
(2007年4月21日 2007統一地方選福島民友ニュース)
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