開票おおむね順調
22日夜から23日未明にかけた県内市町村の参院福島選挙区補選と統一地方選の開票作業は、一部で遅れがでたものの、おおむね順調だったことが23日、分かった。
参院補選と市長選、市議選の「トリプル選挙」の開票を行った会津若松市では、最後の市議選の確定が、目標としていた23日午前1時30分から約1時間早まり、同日午前零時35分に出された。
同市選管は、各選挙の開票を同時進行で行い、人員を選挙ごとに次の作業へと移していく「縦のスライド」と、参院補選と市長選の作業が終わった人員を市議選に移す「横のスライド」で開票作業に集中させた。
同市選管は、作業が迅速に行われたことで、職員の時間外手当や暖房費の節減につながったとみている。
また、早稲田大マニフェスト研究会が提唱する改革マニュアルを参考に開票の改善に取り組んだ伊達市などでも、時間が短縮し、作業の改善効果が表れたという。参院補選の開票では、田村市や桑折町などで投票率が低かったため作業が早く終わったとしている。
一方、須賀川市では、市議選の開票終了時間が目標よりも40分遅れ、23日午前零時40分にずれ込んだ。新たに導入した分類機の使用に職員が慣れていなかった影響が出たとみられるが、ファクス、コピー機の不具合により中間発表が遅れるミスや、投票率の発表が開票が始まった午後9時から1時間以上過ぎる遅れも重なった。
(2007年4月24日 2007統一地方選福島民友ニュース)
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