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支援イベント効果“一過性にするな” 継続性で風評払拭へ

 福島市で6月1、2日に開催され、約25万人が訪れた東北六魂祭(ろっこんさい)。飯坂温泉観光協会によると、六魂祭当日は大半の旅館が満室となったものの、それ以降の宿泊客数は震災後の状況とほぼ変わらないという。同市観光課は「25万人に本県の現状を伝えられた影響は大きい。目に見えた効果も今後出てくるのではないか」と期待する。
 今年は大河ドラマ「八重の桜」も放送中で、会津を中心に観光客が増加している。プロ野球オールスター戦など県内各地で復興支援を目的とした各種イベントが開かれているが、その効果は一過性にとどまっているとの声も聞かれる。
 2015(平成27)年春にはJR6社による大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン」も展開される。こうした大型イベントに継続性を持たせ、風評払拭(ふっしょく)につなげる取り組みが求められる。

 【相馬野馬追】観光客数順調に回復 
 南相馬市をメーンに毎年7月開催の相馬野馬追は震災以降、順調に観光客数が回復している。規模を縮小した2011(平成23)年は3日間の観光客数が3万7400人にとどまったが、昨年は15万9700人、今年は16万6500人と推移。昨年、第2日の騎馬武者行列と雲雀ケ原祭場地を観覧した人は02年以降最多の延べ9万7000人に達し、今年は10万3000人とさらに伸びた。
 執行委員会は、開催危機に直面した11年と昨年、各メディアが大きく報じたことが要因と分析。開催日程が昨年から、週末を利用した「7月の最終土、日、月曜」に変更されたことも追い風となった。また、同委員会は昨年から第2日の雲雀ケ原祭場地の入場券を全国のコンビニで販売し、新たな誘客策を講じた。昨秋には天覧競馬となった秋の天皇賞(東京競馬場)で行列を展開、今春はJR新宿駅でキャンペーンも行った。
 しかし、今年も旧警戒区域内の行事は第3日の神事「野馬懸(のまかけ)」を除きほぼ中止され、小高郷(南相馬市小高区)標葉(しねは)郷(浪江、双葉、大熊町)は全会員が避難を強いられている。同委員会は「本当の意味で野馬追が復活するには、一日も早い原発事故の収束と避難指示の解除が不可欠」と指摘する。

 【いわきの海水浴場】利用客回復遠く 
 いわき市の夏を象徴する海水浴場は震災直後の2011(平成23)年は全て開設を見送り、12年は1カ所、13年は2カ所を開設した。今夏、3年ぶりに開設された四倉海水浴場は1万3395人、2年連続開設の勿来海水浴場は2万1938人が利用したが、震災前に比べて桁が一つ違うほどの規模にとどまった。
(2013年9月6日 福島民友ニュース)



 

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