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「野菜栽培工場」稼働相次ぐ 最先端技術駆使し屋内栽培

「野菜栽培工場」稼働相次ぐ 最先端技術駆使し屋内栽培

クリーンルームを活用してレタスを栽培する会津富士加工

 県内の農林水産物が東京電力福島第1原発事故の風評被害を受ける中、最先端の技術を駆使し、放射性物質の影響を受けにくい屋内で野菜を栽培する植物工場の稼働が県内で相次いでいる。
 会津富士加工(会津若松市)は半導体関連事業の縮小に伴い空き室となったクリーンルームを活用、カリウムの含有量を通常の4分の1以下に抑え、主にカリウム摂取量を制限されている腎臓病患者向けの低カリウムレタスの量産化に成功した。現在は1日当たり280株を出荷、県内と東京の百貨店で販売しているほか、静岡県の病院に提供する。フランチャイズ展開も始め、京都府など県外の複数社と契約した。
 同社のレタスは無農薬で作られる。クリーンルームは雑菌が少ないためレタスの日持ちも良く5〜10度の温度下なら2週間は鮮度を保てるという。
 同社の技術提供の下、富士通も、富士通セミコンダクター会津若松工場(会津若松市)で低カリウムレタスの栽培を開始している。
 
 「会津産」販路拡大へタッグ
 県内では自治体と企業とが連携する動きも出てきた。会津若松市は震災後、会津産品の風評被害の払拭(ふっしょく)などに力を入れてきたが、新年度は流通大手のイオングループと連携し、本格的に会津産品の販路拡大など売り上げにつなげる取り組みに力を入れる。
 同市とイオンは、2月に地域貢献協定を締結。イオンが県内の自治体と協定を結んだのは今回が初めてで、会津産品を全国のイオングループ店舗で取り扱う「地産全消」に取り組むほか、観光振興や環境保全も進める。
 イオンは協定締結の第1弾として、電子マネー「WAON」のご当地版、赤べこなどをデザインした「會津極上WAON」を20日から発行する予定。担当の同市商工課は「会津フェスタなどを通じ、全国の顧客やイオンのバイヤーにも会津産品に一定の評価をいただいた」としている。
(2014年3月9日 福島民友ニュース)



 

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