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住宅団地の利点「すぐ顔見知りに」 相馬・災害公営住宅

 相馬市の尾浜細田地区住宅団地は、市内で2番目の災害公営住宅として昨年12月、18戸が完成、鍵が引き渡された。
 石和田キヨイさん(74)は、同市原釜の自宅が津波で損壊し、大野台仮設住宅に入居、同12月23日に災害公営住宅に移った。狭い仮設住宅では、段ボールの箱の上に位牌(いはい)などを置いていた。同団地に引っ越してきて、思わず涙が出た。「真っ先に仏壇を買いに行った」という。仮設住宅と比べれば不満は少ないという石和田さんだが、「年を取ると畳の部屋が落ち着くのに、住居はフローリングだけ。設計の時に入居者の意見を取り入れてもらえたら良かった」と残念な思いもある。
 同じように入居してきた人たちとの交流は気軽だ。同じ団地の伊東弘子さん(70)、菊地トミ子さん(74)らとお茶を飲みながら話が弾む。「別の土地に家を買った人の中には、知り合いもいなくて、精神的に疲れるとこぼす人もいる。ここはすぐ顔見知りになれる」と、団地の利点を十分に活用している。「みんなで助け合って暮らしていきます」と笑顔は尽きない。
 仲間内で今、話題となっているのは災害公営住宅の5年後の払い下げ。5年後の建物の状況など条件が変化しかねないため市は現時点で金額提示を予定していないが、石和田さんたちは「どれくらいのお金を準備すればいいのか。不確かな情報が多くて混乱する。しっかりと説明してほしい」と要望している。
(2014年3月10日 福島民友ニュース)



 

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