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須賀川一小・渡辺真二校長に聞く 仮設校舎環境改善必要

須賀川一小・渡辺真二校長に聞く 仮設校舎環境改善必要

「仮設校舎では騒音などが問題となる」と話す渡辺校長

 震災で校舎が全壊、現在も仮設校舎で授業を続ける須賀川市・須賀川一小の渡辺真二校長(57)に、仮設校舎の課題などを聞いた。

 ―仮設校舎が抱える課題とは。
 「プレハブなので音の響きや振動が大きく、子どもたちが廊下を普通に歩いていても、まるで走っているかのように響く。音楽室からも音が漏れる。また、近くに市の体育館ができるまでは、安全に体育の授業を行える施設が周囲にないという問題もあった。子どもたちは我慢して一生懸命授業に取り組んでいるが、落ち着いた教育環境を確保するという意味では課題を抱えているといえる」

 ―仮設校舎は2011(平成23)年8月に完成し、丸3年がたった。
 「老朽化も問題で、歩くと床が沈んだり揺れたりする。この夏休みに業者に補強作業に入ってもらった。一日も早い新校舎完成が待たれる」

 ―震災の復旧作業は各地で行われており、人手不足による工期の遅れも問題になっている。
 「PTAが中心となって組織する校舎改築実行委員会が、新校舎の早期完成などを市に要望している。来年3月完成と聞いており、ぜひ予定通り完成させてほしい」

 ―子どもたちが仮設校舎で学んだことは。
 「仮設で苦労しているということもあってか、ファッションデザイナーなど各分野の第一線で活躍する有名人が多数、来校してくれた。不便もあった一方、子どもたちはそうした交流で大いに刺激を受けたようだ。こうした体験を将来の夢の実現に生かしてほしい」

 【プロフィル】須賀川市出身。福島大卒。大久田小や阿武隈小の校長を務め、2013(平成25)年4月から現職。

(2014年9月6日 福島民友ニュース)



 

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