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高橋さん「古里、富成守りたい」 伊達・保原、ADR申し立て

高橋さん「古里、富成守りたい」 伊達・保原、ADR申し立て

住民の中心となって申し立ての準備を進めた高橋さん。記者会見で「やっぱり富成が好きなんだよね」と語る=6日、福島市

 「東電に自分たちの思いを訴えたい」。原発事故で一部が旧特定避難勧奨地点に指定された伊達市保原町富成(富沢、高成田)地区。同地点に指定されなかった住民324世帯、1171人が今月6日、東電に精神的損害賠償の支払いを求める裁判外紛争解決手続き(ADR)を集団で申し立てた。住民代表の高橋慎二さん(57)は「富成を守りたいんだ」と古里への強い思いを語る。
 富成に生まれ育った高橋さん。「田舎の輪があるんだよね」と豊かな自然や温かな人柄を自慢げに話す。
 その古里も原発事故で一変した。放射線への不安から、子どもを持つ若い世代が避難。毎春、にぎわいを見せた同地区自慢の「花見山」も放射線量が高く、訪れる人は減ったという。「前は活気があったんだけど、今はみんな力が抜けているような感じ」
 申し立ての準備を始めたのも、古里への思いと東電への消えぬ怒りから。地域に声を掛け始めると、次々と参加者が集まった。「4年間、みんな同じ思いだったんだろう。(東電は)時間がたてば、忘れるとでも思っているかもしれないが、甘くない」。申し立てで住民の思いをぶつける。
(2015年3月10日 福島民友ニュース)



 

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