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郡山ペップ子育てネットワーク理事長・菊池信太郎氏に聞く

郡山ペップ子育てネットワーク理事長・菊池信太郎氏に聞く

「全国に先駆けた子どものためのまちづくりが必要」と話す菊池理事長

 震災復興だけでなく、地方創生に向けては、次代を担う子どもたちの心と体の健やかな成長が不可欠だ。郡山市のペップキッズこおりやまを運営する郡山ペップ子育てネットワークは「郡山の子どもたちを日本一元気に!」として活動を展開。「新しい東北」の先導モデルにもなっている。菊池信太郎理事長(44)に、本県での子育てのあるべき姿を聞いた。

 ―ペップキッズこおりやまと、ネットワークの取り組みの現状は。
 「子どもたちの発育に必要な『遊び』を支援しようと造った施設は間もなく来場者100万人となり、一定の効果はあると感じている。専門家を招いての講演会や、教員ら子どもに関わる人たちを対象にした啓発活動、遊びや運動の魅力を伝える指導者の育成などに取り組んでいる」

 ―ペップキッズは「屋内遊び場」として注目される。
 「幼少期の体を使った遊びは本県だけでなく、日本全体で最も欠けていることだ。その意味で、子どもの運動を担保するという本来の意図で評価されず『福島だから』と色眼鏡で見られることに悔しさもある。さまざまな困難を抱える本県で、大人が今、子どもたちに残すべきことは元気な心と体だ。今だからこそ、全国に先駆けた子どものためのまちづくりができるはずだ」

 ―次代を担う子どもたちは、将来的な地方創生の担い手でもある。
 「地方創生は子育てがしやすく、子育てしたいと思えるようなまちづくりだと思う。母親らを支援する『子育て支援』は進みつつあるが、同時に必要なのは、子どもに直接投資する『子育ち支援』。縦割りでなく、生まれてから子どもを産むまでを一貫してサポートできるような行政の一本化も必要だ。われわれは『成育都市宣言』を掲げており、震災をバネに子ども目線のまちをつくっていきたい」

 きくち・しんたろう 東京都出身。慶大大学院修了。医学博士。都内の病院勤務などを経て、2010(平成22)年に父が営む菊池医院に入り、14年から院長。

(2015年3月10日 福島民友ニュース)



 

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