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【起き上がり小法師】〔南相馬・ワインデング福島〕

【起き上がり小法師】〔南相馬・ワインデング福島〕

「新しい取り組みを進め、顧客の信頼を獲得していく」と誓う清信さん(左)

 効率上げて利益確保
 大型クレーンや旋盤、プレス機といった工作機械など産業用機械のモーターの心臓部であるコイルを職人の手で製造するワインデング福島。本社工場は東京電力福島第1原発から約14キロの南相馬市小高区にあった。
 現在社長を務める清信正幸さん(43)は震災当時を振り返り、「翌日には生産再開をするつもりだった」と話す。だが、原発事故で清信さんは家族とともに会津若松市に避難せざるを得なくなった。事業再開の見通しを立てられない中、取引先から「被災した港のクレーンの復旧などのために力を貸してほしい」と連絡が来た。同業者で協力企業の千葉県東金市の事業所を借り、本社工場から必要な機械などを持ち込んで11年4月下旬に操業を再開した。さらに、新たな製品作りにも対応できるよう会社としてしっかりとした拠点の整備が必要と考え、南相馬市原町区に工場を新設することにした。
 南相馬市で6人を新規雇用し、18人体制で4月から操業を始めた。小高の本社工場は製品のメンテナンスとして活用する計画だ。同社の主力製品のコイルは、大量生産ができるものではなく、職人の熟練度に負う部分が大きい。「単純に人を増やしても、人を育てるまでに時間がかかる」と話す。原町工場の新設後、月に約300台程度を出荷しているが、今後500台程度まで増やしていきたい考え。清信さんは「どうやって効率を上げて、利益を上げていくかが今後の課題だ」と考える。
(2015年6月11日 福島民友ニュース)



 

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