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【サテライト】 3年間、仮校舎「母校」 一度も本校舎へは…

 ふたば未来学園高の開校に伴い双葉、浪江、浪江津島、富岡、双葉翔陽の五つの高校・分校が本年度、生徒募集を停止した。避難先で授業を行っている5校は2年生が卒業する2017(平成29)年4月で休校となる見通しだ。「一度も本校舎に行くことがなかった」。生徒はさみしさをのぞかせながらも充実した高校生活にしようと、避難先の仮校舎で懸命な日々を送る。
 いわき市のいわき明星大に構えられた双葉高の仮校舎。「この場所が母校と呼べるのか分からない」。本校舎で学んだことがない阿部一樹さん(3年)=浪江町出身、山口遥希さん(3年)=大熊町出身=は口をそろえる。阿部さんは柔道部、山口さんはソフトテニス部に所属していたが、新入生がいない本年度は部員不足に悩まされ、苦労も多かった。柔道部は阿部さんら3年生の引退で2年生1人になった。
 「最後の学年になる2年生のために何か残してあげられないか」。卒業を半年後に控え阿部さんはそう考えるようになった。「自分たちは伝統校の卒業生として立派に巣立ち、後輩には“双高”の名に恥じないよう頑張ってほしい」と力を込める。山口さんも同じ考えだが、ふたば未来学園高生への思いも持つ。「校名は違うけれど、先輩として双葉郡の高校の伝統や思いを伝えたい」
(2015年9月4日 福島民友ニュース)



 

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