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県教育長・杉昭重さんに聞く “中高一貫”郡内町村と連携

県教育長・杉昭重さんに聞く “中高一貫”郡内町村と連携

「ふたば未来学園高は双葉郡の高校の伝統を引き継いでいる」と話す杉教育長

 復興に向けて人材育成が欠かせない。杉昭重県教育長(64)に双葉郡をはじめとする本県教育の展望などを聞いた。

 ―開校から半年のふたば未来学園高について。
 「双葉郡の五つの高校の伝統を引き継ぐことができていると感じる。課題探求型の授業を取り入れており、生徒たちは古里の課題を自分なりに解釈して地域や身近な人に伝えている。こういった学習を続けることで、生徒たちはどんどん成長していくだろう」

 ―サテライト校で学ぶ生徒の教育環境を充実させるための施策は。
 「部活動や学校生活などで必ずしも満足のいく教育環境ではないと認識している。教員を多く配置するなど、さまざまな面で引き続き支援する。生徒が少ないことで、より多くのことを経験できたり、学習や進学、就職などで手厚い指導が受けられるなどの利点もある。良い面を生かしながら学習活動を展開したい」

 ―双葉郡での中高一貫教育をどのように進めるか。
 「ふたば未来学園高に併設される県立中学校と、郡内町村の既存中学校の連携を図り、連携・併設型という全国でも例がない中高一貫教育を目指す。生徒の取り合いにならないよう、それぞれの特色を生かした学校づくりをしたい」

 ―具体的な展望を。
 「県立中で世界的に活躍する人材を育てたい。双葉郡はもちろん県内外から生徒を集める。既存の中学とは入試や授業で連携を継続する考えで、そのためには教員の手厚い配置を継続させることが必要。国に支援の継続を求めていきたい」

 ―既存の中学校では生徒の減少が続いている。
 「市町村に少人数教育や小中一貫教育の良さを取り入れるための助言をしたい。教員や学習環境が魅力的であることも大切だ」

 すぎ・あきしげ 南相馬市小高区出身。東北大理学部卒。県教育庁学校経営支援課長、安積黎明高校長などを歴任、2012(平成24)年度から現職。

(2015年9月4日 福島民友ニュース)



 

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