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「未来にエール」ふくしま教育応援団
 ふたば未来学園高を支援する「ふたばの教育復興応援団」のメンバー17人のうち13人は8日までに、入学式に臨んだ1期生152人にメッセージを寄せた。このうち作詞家の秋元康氏は校歌をプロデュースした意図や経緯をつづった。
 (文書によるメッセージは原文のまま掲載)

「ふたばの教育復興応援団」メンバーが

1期生152人にメッセージ
◆作詞家 秋元 康氏 56
 「未来学園」のためにできること。作詞家の僕は「未来学園」のために校歌を作ることだと思っていました。どんな校歌にしようか、いろいろ考えているうちに、テーマは“変わってはいけないもの”にしようと思いました。どんなに時代が流れても、未来に伝えなければいけないことがある。そんなことを考えながら、福島県出身のクリエイターの箭内道彦さんとミーティングをしているうちに、「これは僕が歌詞を書くより、もっと普遍的な詩を書いてくださる方の方がいい」と思いました。僕は流行歌(はやりうた)書きですから、流行歌になってしまわないような、いつの時代に歌っても古くならない詩がいいと…。子どもの頃から好きだった谷川俊太郎さんの詩が思い浮かびました。幸い、箭内さんが谷川さんと面識があるということで依頼していただきました。曲は、箭内さんにお願いしました。ロックミュージシャンとしても活動していたからです。素晴らしい楽曲が上がって来ました。これぞ、未来に伝えたい“普遍的な”魂の叫びです。僕には作れない「未来学園」の校歌です。作詞家としてではなく、プロデューサーとして、この校歌作りに参加できてよかったと思います。これからも「未来学園」のために、福島県のために、僕ができることをしたいと思います。

◆復興政務官 小泉 進次郎氏 33
 1期生の皆さんには先輩がいません。だけど、応援する人たちがいっぱいいます。私もその一人です。先輩のいない1期生の人生の先輩として、また、応援団の一人として、全力で皆さんを応援します。
 「前例なき環境には、前例なき教育を」 

◆俳優 西田 敏行氏 67
 君たちは原発事故、地震、津波を世界で初めて同時に体験した。それを逆手にとり、世界初の物事をつくる人物になる、という思いでマイナスをプラスに変えられる可能性がある、ということを君たちに言いたい。

◆読売新聞特別編集委員 橋本 五郎氏 68
 つねに「夢」と「希望」を持って、伸び伸びと学校生活を送って下さい。ただし。「夢」は一日一日の努力によって実ることを肝に銘じて下さい。「幸せ」は努力の彼方(かなた)にあるのです。

◆東進ハイスクール・東進衛星予備校現代文講師 林 修氏 49
 震災で大切なものを奪われた子どもたちもいるが「未来」まで奪われたわけではない。子どもたちの未来が少しでも明るくなるよう、大人の責任でできるだけのことをする。子どもたちが前を向いて生きていくのに役立つような言葉を伝えていきたい。

◆劇作家 平田 オリザ氏 52
 大人の期待に振り回されず、のびのびと、自分の学びを見つけてください。
 私たちにできるのは、そのお手伝いだけです。 

◆クリエイティブディレクター 箭内 道彦氏 50
 100年後も、10年後も、来年も、来週も、今夜も、一秒後も、ぜんぶ未来なのだと思います。仲間と、誇りを、いつも大切に。 

◆宇宙飛行士 山崎 直子氏 44
 ふたば未来学園のご開校おめでとうございます。双葉郡教育復興ビジョンの想(おも)いが、多くの関係者のご尽力で形になったことに、深く敬意を表します。1期生の新入生の皆さんのご成長を心より祈念し、応援しております。 

◆詩人 和合 亮一氏 46
 学び舎こそは心の砦(とりで)。良い出会いを重ね、悔いのない青春を過ごしてください。みなさんの新鮮なまなざしは私たちの願いです。努力するその姿は故郷の誇りです。福島に元気と力を与えてください。ご入学、おめでとうございます。 

◆作家 乙武 洋匡氏 39
 いまのあなたには、どんな景色が見えていますか。そして、ここからどんな景色が見たいですか。そのイメージは描けていますか。そのためにすべきことは何ですか。すべては、みなさん次第です。入学おめでとう。 

◆三菱総合研究所理事長 小宮山 宏氏 70
 ふたば未来学園高等学校開校、そして1期生となる皆さん、誠におめでとうございます。ここは「復興から持続可能な未来社会へ」という志の下に立ち上がった新しい実践の学び舎です。皆さん、私たちと一緒に、その志の体現者となりましょう。

◆クリエイティブディレクター 佐々木 宏氏 60
 この学校には、ひっそり、ドラえもんがいます。わかりますか?「未来」という校名には、福島のイメージを一気にポジティブに変えてほしいという思いが込められています。どこでもドアもタケコプターもどこかに。日本中のどの学校より、未来に役に立つ勉強と、青春を…

◆元五輪陸上選手 為末 大氏 36
 大切なことは今を生きることです。今この瞬間にしか幸福も苦しみもありません。未来は今の積み重ねの結果です。夢中の今を積み重ねた結果どんな未来をみなさんがつくるのか。楽しみにしています。

(2015年4月9日 福島民友ニュース)



( 2015年4月9日付・福島民友新聞掲載 )
 

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