福島4区、三つどもえ 小熊氏、無所属で出馬へ
会津若松市選出の県議、小熊慎司氏(40)=自民・2期=は11日までに、次期衆院選で福島4区から立候補する意思を固めた。自民党を離党し、無所属で出馬する見通し。12日に会津若松市で開く後援会の役員会で出馬要請を受け、決断するとみられる。
同選挙区には、民主現職の渡部恒三氏(77)=13期、自民現職の渡部篤氏(57)=1期=が出馬を表明している。小熊氏の立候補により、自民、民主の一騎打ちの構図が崩れ、三つどもえの争いとなる公算。衆院議員任期満了まで3カ月を切った段階での出馬表明は、同選挙区に波紋を広げそうだ。
同選挙区の会津地方は、立地企業の業績低迷や中心市街地での大型店の相次ぐ撤退など経済の地盤沈下が進んでいる。小熊氏は、地域の閉塞(へいそく)感打破を求める有権者の声に応える形で出馬に踏み切るもようだ。
(2009年6月12日 福島民友衆院選ニュース)
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